ごみについて

ささゆりクリーンパークで「ごみ」をしょりしています。

どうして、ささゆりクリーンパークという名前になったのですか?

 しせつのある森は、7月には、めずらしい『ささゆり』の花がさきます。
 このささゆりの花がさき続けるように、かんきょうを守って、みんなが遊びに来たくなる、きれい(クリーン)で楽しい公園(パーク)のようなしせつにしたいという思いから、この名前がつきました。

いつごろから「ごみ」のしょりをしていますか?

 昭和35年から「ごみ」のしょりをしています。
 げんざいは、平成11年3月にできた、ささゆりクリーンパークでしょりをしています。

お仕事をしている人数は何人ですか?

 ささゆりクリーンパークでは、約100人が働いています。

広さはどれくらいですか?

 ささゆりクリーンパークの広さは、30ha(ヘクタール)です。
 これは名古屋(なごや)ドーム6こ分の広さがあります。

どこから「ごみ」が運ばれますか?

 美濃加茂(みのかも)市、可児(かに)市、坂祝(さかほぎ)町、富加(とみか)町、川辺(かわべ)町、七宗(ひちそう)町、八百津(やおつ)町、白川(しらかわ)町、東白川(ひがししらかわ)村、御嵩(みたけ)町の10市町村から運ばれます。

しせつが動いている時間はどれくらいですか?

 毎日、夜でも「ごみ」をもやし続けています。
 1年に1回電気の点けんをする時以外は、お正月やクリスマスでも止まることはありません。
 そのため、工場で働く人は、昼と夜で交代しながらお仕事をします。

1日でどれくらいの「ごみ」が運ばれてきますか?

 約150トンの「ごみ」が運ばれてきます。
 これはパッカー車の70台から80台分になります。

1日でどれくらいの「ごみ」をもやすことができますか?

 1日で80トンの「ごみ」をもやすことができる焼却炉(しょうきゃくろ)が3つあり、1日で240トンの「ごみ」もやすことができます。(1トン=1,000キログラム)

「ごみ」はどれくらいの時間でしょりできますか?

 「ごみ」をもやして灰(はい)になるまで、約2時間かかります。

どんな「ごみ」が多いですか?

 「ごみ」で一番多いのは「もえるごみ」です。
 その中でも「生ごみ」は、水を多くふくんでいるので一番重いです。
 ほかにも、まだまだリサイクルができる紙やプラスチックなどの「ごみ」が多いです。

「ごみ」が多く出るのは、いつごろですか?

 「ごみ」が多く出るのは、7~8月の夏のころと、12月の「大そうじ」のころです。
 夏はスイカの皮など、「ごみ」の中の水分が多くなることや、12月には、「大そうじ」でいらなくなったものがたくさん出るので、「ごみ」が多くなります。

ささゆりクリーンパークでしょりできないようなものはありますか?

  • ばくはつしたり、固くて機械がこわれてしまうもの
     プロパンガスのボンベ、消火器、バッテリー、コンクリートなど
  • ささゆりクリーンパーク以外でリサイクルされるもの
     ペットボトル、はっぽうスチロールのトレー、かんでんちなど
  • 法律(ほうりつ:国が決めた約束)でリサイクルをする方法が、決められているもの
     エアコン、テレビ、冷ぞう庫、冷とう庫、せんたくき、衣類かんそうきなど
  • みなさんの町でうめたてするもの
     お皿、茶わん、花びんなどの陶器(とうき)は、ガレキとしてしゅうしゅうしうめたてます

※ほかにもダンボール、新聞紙、チラシ、牛にゅうパック、空き箱などの紙は、しげんかいしゅうなど、分けて集めるだけでリサイクルできます。アルミかんやびんも、しっかりと分ければしげんになります。みなさんの町のごみ出しのルールを調べてみましょう。

「ごみ」をしょりするときに工夫していることはありますか?

  • 機械をこわさない工夫
     ルールを守らずに、ガスボンベや、消火器などを出す人がいるので、みなさんが出した「ごみ」の中を、人の手でひとつひとつ調べて、じこが起きないように処理(しょり)しています。
  • においを出さない工夫
     建物からにおいが出ないように、かんきせんのような機械で、建物の中の空気を全部すいとります。
     集めた空気は、「ごみ」をもやすときに使って、においをなくすことができます。
  • よごれた水を流さない工夫
     「生ごみ」から出たよごれた水だけでなく、パッカー車の中をあらうと、よごれた水がたくさん出ます。
     ささゆりクリーンパークの地下室には、よごれた水をきれいにする機械があり、くり返して水を使うことができます。
     この機械のおかげで、水を川へ流しません。
  • リサイクルする工夫
     ささゆりクリーンパークでは、かんやびんのリサイクルだけでなく、「大きなごみ」や「もえないごみ」を小さくこわし、鉄やアルミを取り出してリサイクルします。
     「リサイクルできなかったごみ」や、「もえるごみ」はしょうきゃくろでもやし、その熱を使って、電気を作ります。
     もえ残った灰(はい)は、コンクリートなどの材料としてリサイクルする会社に運び、もう一度しげんとして使えるようにしています。
  • 公害を出さない工夫
     「バグフィルタ」や「触媒反応塔(しょくばいはんのうとう)」という機械を使って、空気をきれいにします。

働いている人たちは、どんなお仕事をしているのですか?

 機械を動かすのはもちろんですが、毎日きれいにそうじをしてから機械が安全に動いているか音を聞いて、機械を使ってひとつひとつけんさしています。
 計画を立てて、機械の部品をこうかんし、こわれないようにしてます。
 また、もやした空気や水は、きれいかどうかが見ただけではわからないので、けんさをしています。
 ほかにも見学されるみなさんの案内をすることも大切なお仕事です。

気をつけていることはありますか?

 毎日じこがないように、安全に運転していることです。
 もし、じこが起きて機械が止まってしまうと、「ごみ」がしょりできなくなってしまいます。
 すると、みなさんの家や町が「ごみ」でいっぱいになってしまいます。
 みなさんの生活を守るために、毎日気をつけながら運転をしています。

お願いごとはありますか?

 ごみぶくろの中に、「出してはいけないごみ」が入っていることがあります。
 そのまましょりしてしまうと、ばくはつなどして、機械がこわれてしまうようなものもありますので、約束を守って「ごみ」を出してほしいです。
 また、食べ残しやスイカ・メロンの皮などの「生ごみ」には、多くの水があります。
 「もやすごみ」の半分は、実は水分です。
 「ごみ」をへらすためにも、「生ごみ」は水を切ってから出しましょう。
 その他にも、学校の給食や、家でのご飯を残さず食べることも大切なことです。

日曜日は見学できますか?

 平日や、土曜日、日曜日は午前9時30分から午後4時まで、自由に入れますので、家族やお友達と見学しながら、リサイクルの勉強をしてくださいね。
 エコサイクルプラザのお休みは、火曜日と祝日(しゅくじつ)、年末年始です。


しにょうについて

緑ヶ丘(みどりがおか)クリーンセンターで「しにょう」をしょりしています。

どうして「みどりがおかクリーンセンター」という名前になったのですか?

 しせつがある場所の地名が、昔から緑ヶ丘(みどりがおか)といい、おしっこやうんちをきれい(クリーン)にして、川や緑などの、ちいきのかんきょうを守るという思いから名前がつきました。

いつごろから「しにょう(うんちやおしっこ)」のしょりをしていますか?

 昭和35年から「しにょう」のしょりをしています。
 げんざいは、平成16年3月にできた「みどりがおかクリーンセンター」でしょりをしています。

お仕事をしている人数は何人ですか?

 みどりがおかクリーンセンターでは約10人が働いています。

広さはどれくらいですか?

 みどりがおかクリーンセンターの広さは約3haです。

どこから「しにょう」が運ばれますか?

 美濃加茂(みのかも)市、可児(かに)市、坂祝(さかほぎ)町、富加(とみか)町、川辺(かわべ)町、七宗(ひちそう)町、八百津(やおつ)町、白川(しらかわ)町、東白川(ひがししらかわ)村、御嵩(みたけ)町の10市町村からバキューム車で運ばれてきます。

しせつが動いている時間はどれくらいですか?

 微生物(びせいぶつ:目に見えない小さな生きもの)は、うんちやおしっこを昼も夜もいっしょうけんめいきれいにしてくれます。
 夜は人がいなくても機械がお仕事をしてくれます。
 工場で働く人は、昼間の8時間で、おでいのひりょうを作ったり、機械が安全に動いているか音を聞いたり、機械を使ってけんさするお仕事をしています。

1日でどれくらいの「しにょう」が運ばれてきますか?

 1日で約140トンの「しにょう」が運ばれてきます。これはバキューム車の45台から55台分になります。

1日でどれくらいの「しにょう」をきれいにできますか?

 1日で100トンの「しにょう」をきれいにしょりすることができます。(1トン=1,000キログラム)

運ばれてきた「しにょう」は、どれくらいの時間でしょりできますか?

 うんちやおしっこをきれいにして水にかえるまで約5日かかります。

「しにょう」が多く出るのは、いつごろですか?

 「しにょう」は1年間ほとんど変わりません。

「しにょう」はリサイクルできますか?

 バキューム車で運ばれたうんちやおしっこは、微生物(びせいぶつ:目に見えない小さな生きもの)の活やくにより、きれいな水になります。
 活やくが終わって、死んでしまった微生物(びせいぶつ)には、野菜などをおいしくする、栄養分がたくさんあります。
 この栄養分をうまく使うため、みどりがおかクリーンセンターでは、水分をとった汚泥再生乾燥肥料(おでいさいせいかんそうひりょう)を作っています。

働いている人たちは、どんなお仕事をしているのですか?

 機械を動かすのはもちろんですが、毎日きれいにそうじをしてから機械が安全に動いているか音を聞いて、機械を使ってひとつひとつけんさしています。
 計画を立てて、機械の部品をこうかんし、こわれないようにしています。
 また、放流する水は、見ただけではきれいかどうかわからないので、けんさをしています。

気をつけていることはありますか?

 毎日じこがないように、安全に運転していることです。
 もし、じこが起きて機械が止まってしまうと、「しにょう」がしょりできなくなってしまいます。
 みなさんの生活を守るために、毎日気をつけながら運転をしています。